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大学等コアリションについて

 持続可能な社会を共創する大学等コアリション

持続可能な社会の実現に向けては、国、自治体、大学、企業、市民など、あらゆる主体がそれぞれの強みを活かし、連携しながら共創していくことが不可欠です。とりわけ、学術的知見を創出し、その成果を社会へ広く還元する使命を持つ大学は、政策形成や技術革新を支える基盤として、国内外で果たすべき役割が一層重要になっています。

大学は、教育・研究・社会貢献の各活動を通じて、地域における脱炭素化や資源循環、自然再興を推進し、その成果を地域、国、世界へと展開することが求められています。さらに、ウェルビーイングを視野に入れた新たな価値創造に取り組むことで、誰ひとり取り残さない持続可能な社会の構築に寄与することが期待されています。

2021年7月、文部科学省、経済産業省及び環境省の先導のもと、「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」が設立されました。同コアリションは、教育・研究、人材育成など、多様な活動を通じて大学等の連携基盤を形成し、5年にわたってその役割を果たしてきました。

2026年4月、これまでの歩みをさらに発展させるべく、「持続可能な社会を共創する大学等コアリション」として新たなステージへと踏み出すこととなりました。

ビジョン

カーボンニュートラルの実現は、自然環境を生存基盤とする人類の存続の危機に関わる課題であり、 国や地域を持続可能で強靱な経済社会へと再設計・変革(イノベーション)していくための柱と言える。我が国や世界の 2050年までのカーボンニュートラル達成や気候変動による甚大な影響への対応に加えて、 資源循環によるサーキュラーエコノミーの推進や自然再興を目指すネイチャーポジティブの達成に向けては、技術イノベーションのみならず社会経済システムのイノベーションが必要である。また、カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブの取り組みは、シナジーのみならずトレードオフもあることから、統合的に考え、地域合意性のある社会実装を進めることが重要である。

加えて、私たち自身や社会、さらに将来世代がより良い状態「ウェルビーイング/高い生活の質」であることも肝要であり、これこそがカーボンニュートラル・サーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブの同時達成により目指すべき「新たな成長」の目標にも位置付けられる。この実現には、これまでにない価値・意識面でのイノベーションが求められる。

このような未知の領域を含む課題に対して、知見の創出を加速するとともに、これらを総動員して、地域、国、世界に貢献することが求められている。

このようななか、大学は、教育・研究・社会貢献活動を通じて、国や地域の政策や、各種イノベーションの基盤となる科学的知見を創出するとともに、互いに連携・共創し、その知を普及する使命を持つ。

ミッション

2050年カーボンニュートラル達成を基軸としつつ、サーキュラーエコノミーやネイチャーポジティブとの統合展開による持続可能な社会の構築を視野に入れ、多様な価値観を有したステークホルダーによる「総合知」を活かして、次をミッションとする。

  • 人文・社会科学から自然科学までの分野融合・学際的「総合知」、
    自治体や企業など幅広いステークホルダーを巻き込み社会実装につなげる超学際的「総合知」、
    各地域で萌芽している事例のコレクティブインパクトを企図する「総合知」等の創出

  • これらの総合知を活用した実社会への貢献・協力

  • 大学間、自治体や企業などとの共創的共同研究や社会実装などを通じた、新たな技術や価値観・行動様式の創出・実装・水平展開

  • 大学のみならず幅広く社会全般における環境学習・教育プログラムの展開

  • 地域における社会実装の場、連携の要としての大学キャンパスにおける活動推進及びベンチマーキング

  • 誰ひとり取り残さない社会の実現に向けた世界貢献・国際連携

ステートメント

(宣言・声明​)

ビジョン及びミッションを踏まえ、大学が、国、自治体、企業、国内外の大学、研究機関等との連携を通じ、取組や成果の水平展開、革新的なイノベーションを生み出す研究開発や成果の社会実装の推進、ネットワーク・発信力の強化などを行う場として、「持続可能な社会を共創する大学等コアリション」を設置する。

カーボンニュートラル達成のための自然エネルギーに代表されるように、地域特性も重要で、地域ごとに異なる解決策が求められるが、全国の大学が各地域で目標達成に貢献すると同時に、日本全体での達成に向けたあり方を模索し、社会における大学の機能と存在意義を一層高める。

持続可能な社会の構築に資する取組を大学から大学、地域、国、世界へと展開させること、また、関係する 大学等の総意としての発信を通じて社会の在り方等により良い変化をもたらすことに貢献することをここに決意する。

​キーワード解説

  • カーボンニュートラル:二酸化炭素、メタンなどの温室効果ガスの排出量から、温室効果ガスの吸収量と除去量を差し引いた合計 をゼロにすること(「ゼロカーボン」も同じ)。

  • サーキュラーエコノミー:廃棄物をできるだけなくし、資源を循環させながら活用していくことを前提にした経済システム。これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄による一方通行のリニアエコノミーに替わる概念。

  • ネイチャーポジティブ: 「自然再興」といい、自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させること。 

  • ウェルビーイング:身体的・精神的・社会的に良い状態にあることをいい、短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義などの将来にわたる持続的な幸福を含む概念。

運営体制図

運営体制図

大学等コアリションは、最高意思決定機関である総会、学長等による戦略的な議論と合意形成を図るトップ会合、運営委員会、ワーキンググループなどにより運営します。運営委員会及び情報共有会を通じて、ワーキンググループ等間の連携を促進し、参加機関同士の交流を強化します。

詳細につきましては、関連資料をご確認ください。

事務局情報

持続可能な社会を共創する大学等コアリション 事務局

大学共同利用機関法人 人間文化研究機構

総合地球環境学研究所 グリーンナレッジセンター(GKC)

ご不明な点がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連資料

※準備中

大学等コアリションの運営に関連する資料を掲載しております。

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